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多分荒木監督は、月を救いたかったのだと思います。


※以下ネタバレ注意



アニメ版デスノートは素晴らしい出来でした。
私の個人的見解からすると最終回も十分評価に値するのですが、原作最終回と180度違うため、原作が好きな人は戸惑うかもしれません。
月が美しく死にすぎているために、原作の無様な死に方に満足している人は、おそらく納得のいくものではないと思います。
私もアニメ版でも月は無様に死ぬものだと思っていましたし、それは当然だと思っていました。彼はキラだったのだし、もがきながらひたすら生にしがみついて逝った原作のラストをアニメでも表現して欲しいと思っていました。

だからこそ最終回は評価すべきだと思うのです。
月が必死に走っているシーン、あそこでデスノートを拾ってからの自分の人生を振り返るシーンがあるのですが、多分月はあの場面で後悔していたと思うのです。
なぜデスノートを拾ってしまったのだろうと。なぜすぐに捨ててしまわなかったのだろうと。
デスノートを持っていなければ……と、きっと考えたに違いないと思うのです。
けれど現実を顧みれば、確実に今自分は死に向かっている。
リュークが自身のノートに自分の名前を書くことも予想できたと思うのです。
でも多分後悔してたから、死ぬことを受け入れたと思うのです。
だからこそ、その瞬間の月は、とても安らかな顔でいられたと思うのです。
原作との大きな違いは、月が死を受け入れたか受け入れなかったか、だと思うのですが、受け入れた月もアリだと思いました。
監督は多分こういうラストにしようと最初から考えていたんだと思います。
最後の最後で救いの手を月に与えたかったんではないかと。
「お前なんか神じゃない」という魅上の名台詞も削除したのは、これを魅上に言わせてしまうと月も魅上も救えなくなってしまうからですね。
魅上はきっと、自分の理想の神が目の前で没落していくのを見て、絶望して自殺したんだと思います。
原作の魅上はキラに対してもっと崇高なイメージを抱いていて、月がそのイメージとかけ離れた姿になってしまったのを見て、絶望と言うよりは落胆したんだと思います。その辺がアニメ版と違うところですね。
監督はおそらく魅上のことも救いたかったんじゃないかな。

原作の無様な死に様を表現しても良かったと思うんです。でも敢えて安らかな死を月に与えたのは、荒木監督のこだわりだったのだろうし、月に対する優しさだと思うのです。
25話のL死亡の回と演出が似ているのは、多分確信犯だと思うんですけど、この最終回を作るために25話を作ったのでしょうね。
月役の宮野真守さんがインタビューで「あの場面(25話)でLと月は決して相容れない存在だと言うことが確定したんです」と仰っていましたが、件の25話と最終回で死に間際にLが迎えに来たことに対する私の解釈は、ここで明言できるほど定まっていないので保留で…w
というか、25話にしろ最終回にしろ、腐女子フィルターを強制的にかけられたような演出だったもんで、なかなかフィルターを外して見ることができませんwww

それはひとまず置いておいて、月を救ってくれたことに対してまず荒木監督に御礼を。
それから、ミサの最期を描いてくれたことに対しても。
原作で唯一の心残りだったんです。何もないままいつの間にか死んでいたので。
去年の秋から3クール、お疲れさまでした。
と言いつつ実は要所要所しか見てないので、実際視聴したのは全体の三割程度かと思いますが(爆)
ともかくもこういうラストにしてくれたことに対して、改めて監督に讃辞を。


それにしても最終回の、開き直った後の月の表情といいアクションといい……wwwwwwあと魅上のある意味スプー化……wwww
そういう意味でも監督に讃辞ww


眠いけど無性に書きたくなったので書きましたが、また機会を改めて25話の演出の素晴らしさについて腐女子フィルターを何重にもかけた讃辞を送ろうと思います(爆)
あの話数は本当に神!
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