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「逮捕しちゃうぞフルスロットル」の予告が始まっておおふりアニメが本当に終わってしまったんだなーということで全体的な感想を投下します。
長いよ!

さて、何から書こうかと思いましたが、とりあえず最終二話の感想を。
といってもこれも何から書けばいいのか分からないくらい書きたいことがありすぎて、逆に何も書けない状態なんですが。
もうすごかった。すごすぎた。桐青戦のラスト、九回裏のあの緊迫した試合展開を見事に再現してくれてた。
その前の表の回もすごい出来だったんですけど、田島くんのグリップずらしとかね、原作より分かり易かったのではないでしょうか。
23話から25話にかけて描かれた部分が原作8巻にあたるんですが、もうひとつひとつのシーンが原作と寸分違わぬ出来で感極まりました。
特にね、「さーこいバッチこい!!」から
水谷!捕ったら四つだぞ!!
花井!」「うおああああああ!!!!
のくだりがね、私が原作を読んでイメージしたキャラのセリフというかイントネーションとぴったりで、こんなことは今までなくて、「背筋に電流が走る」ってこういうことか!という感じですよ。
「さーこいバッチこい!!」は栄口くんのセリフなのですが、このせっぱ詰まった感じがまさしく栄口くんなんですよ!
25話で花井くんが回想してますが、三橋はあの時自信をなくしかけていて、それが後ろを守っている子達は全員分かってた。分かってて「大丈夫だぞ!お前の後ろには俺たちがいるぞ!全身全霊をかけてお前をフォローするぞ!」と三橋を激励するために声をかけたのがあのセリフ達なんですが、その言葉が意識的にではなく無意識に口から出た、というところがあの場面のいいところだと私は思っています。
最初に栄口くんが怒鳴って、その後にどんどん続いていくんですが、原作に流れているあの独特な空気をアニメーションとして見事に再現していて、このスタッフはまさしく神だと。
特に作画が原作をトレースしたような再現度で素晴らしかった。三橋の怯えた表情、花井くんに怒鳴られた言葉に虚をつかれた顔…三橋の再現度が一番高かったですね。音楽もキャストの演技もここが一番よかった。声優さんについては後ほど詳しく。

で、試合が終わったあとの桐青サイド。実はおおふりアニメではこの場面を一番楽しみにしていたのですが、このシーンはね……杉山さんありがとう。本当にありがとう。和さんと準太が大泣きする一連の流れは、原作で読んでて号泣したんですが、ここも原作の再現度がすごすぎて涙腺開放状態でした。涙の流れ方にスタッフのこだわりを感じました。
準太の泣きの演技もさることながら、和さんのあの涙でかすれたしゃがれ声は、演技として出すにはとても難しかったと思います。だからこそこのシーンを見ただけで私の中のおおふりの評価は鰻登り。見てよかった、このスタッフに作ってもらえて本当によかった、と心から思えます。
ちなみに以前「杉様に対する評価は8巻のあのシーンを見て決める」と書いていますが、その「あのシーン」がこれです。で、肝心の杉様に対する評価は……上の文読めば分かりますよね?(笑)素晴らしかったよ杉山さん!準太やってくれてありがとー!!

他にもね、利央と田島のメルアド交換を入れてくれるとは思ってなくてびっくりした(笑)
あとは千羽鶴持ってきたところも大好きなシーンなんですが、あのシーンもよかったですよねぇ……よかった尽くしで大変なんですが(笑)

そんなところで25話。最終回の今回は「ひとつ勝って」。勝ったので次の試合が控えてるんですが、とりあえずは一区切りという感じですか。
最終回をこの話で締めるというのは予測できていたことなのですが、流石に細かい内容は同じにはしないだろうと思っていたら見事に裏切られました(笑)
まあ最終回なのに脚本が黒田さんじゃなかったのは多少残念ではありますが、ラストシーンの三橋の寝顔でオールオッケー無問題。
雰囲気がリヴァイアスの最終回を思い出させて、とてもすっきりした気持ちで見ることができました。
演出面でいうと試合の総評の各メンバーのコメントを読んで感動を隠せない三橋→叶の「お前がやってたのは違うんだから!!」の回想という流れが神です。
その後の泉と花井の「俺たちはふつーに野球やってるだけ」ってセリフに益々重みが出て、それがまた良い。
阿部くんがギャグキャラになってるとこもお見事でした!(笑)「俺嫌われてるんじゃ…」のあのずーーん、っていう効果音、はまりすぎ!(笑)
ラストシーンも三橋の寝顔にしたのは大正解だと思うんですよね。あれでこの話としての締めも、「おおきく振りかぶって」というアニメの最終回としての締めも、両方の役割を担えていたかと。
連載が未だ継続中のアニメをどうやって終わらせるかというのは、視聴者としてもとても気になるところだし、スタッフも一番気を遣うところではないかと思うのですが、おおふりに限っていえばこの最終回は原作既読者として太鼓判を押せる!原作→アニメの人もアニメ→原作の人も安心して見れる最終回です。
もっと言うとこのまま続編作っても自然に作れちゃう最終回ですよ(笑)


さて、全体としてのおおふりについてですが、原作付アニメは世に数あれど、原作の内容をこれだけ再現してくれたアニメというのは、最近のアニメ作品の中では希有な存在なのではないでしょうか。
実は意外と細かいところで原作中のエピソードやセリフはたくさん削除されたり改変されたりしているのですが、それは「おおきく振りかぶって」という漫画を理解して、分解して、アニメーション作品として再構築する、その再構築する段階で、限られた話数の中で、あるいはアニメーション作品として提供するにあたってどうしても削除(改変)せざるを得ないエピソードやセリフであって、決して無駄な削除ではない、と原作既読者として申し上げておきます。
分かりやすいものとして“プロテイン”のエピソードを挙げておきますが、私自身もあのエピソードを削られてしまったのはすごく悲しかったし、できれば入れて欲しかったのですが、あれを入れてしまうと多分余分に1話or2話使わないといけなくて、そうするとシリーズ構成上話数が足りなくなってしまうだろうな、ということは大いに想像できたので、悲しいけれど仕方ないな、と割り切れるものでした。桐青戦を後半のメインに持ってきたいならあの話なくてもいいしね。
ちなみにアニメではものの見事に全削除されて欠片もないプロテインエピですが、大好きなエピソードです。読みたい人は原作読んでみるといいよ!三巻だよ!巣山くんがかわいいよ!(笑)

とはいえ、テンポが速すぎたり、逆に間延びしすぎていたり、作画が若干崩れてるな、と感じた話数もあったのも事実。作画や演出はDVDで修正すればいいから百歩譲るとしても、ここの展開は脚本段階で修正できなかったのかな、と思う回は何話かありました。これは私が原作を読みすすめるときのテンポとずれがあったための違和感だと思うのですが、原作読んでない人はどうなんだろう?そういう意味で某方の感想はとても楽しみだったりするのですが(笑)
原作既読者の皆様の中でも評価は千差万別だと思うのですが、漫画をアニメ化するときの弊害のひとつですよね。漫画は自分のペースで読めるからそういう違和感は発生しないけど、アニメになるとキャラが動きますから、ここは自分の中ではもっとためていいところなのにあっさりやられちゃって違和感だわーという。逆も然り。
ちなみに父はブラスバンドのシーンはいらないよねーと言っていたのですが、桐青戦においてブラスバンドと応援団の表情の変化はそのまま試合展開に被るので外せないよ!と言っておきました。同じ意見の人いるよね?いてくれるよね??(笑)

まあでもね、そういうの全部補ってあまりある完成度ですよおおふりは!
原作以上の完成度だったと思えるところも多々ありましたしね!
そんなわけで大変楽しめたアニメでございました。
ただし続編は、多分構想はあるんでしょうがまだ作らないでください。急がないで。今期のアニメ化でも原作の単行本で8巻分消費してます。8巻以降の連載回数はまだ3巻分くらいなんで、続編を作るなら最低でもあと三年は待ってもらわないと!そうするといざ続編という段階になった時に今更感漂ってとても作れる雰囲気にないかも知れませんねアハー★(爆)というわけで続編は作らなくていいです。多分8巻以降は作りようがないと思う…


さて、キャスト陣のお話を。
実のところ、最後まで違和感が残り続けたのは三橋でした。あの独特のしゃべり口調が私の持っていたイメージとかけ離れていたので。じゃあどんなイメージを持っていたのかと言われると上手く説明できないんですが。
でも最終話付近の三橋はこちらが慣れてきたのもあってか当初感じていた違和感はなくなってました。多分代永さんの声に慣れたんですね。三橋のあのキャラをよく演じていらっしゃったと思いますよ。
他のキャストに関しては、それまで声を聞いたことがない人達がほとんどだったので、逆に先入観無しにすんなり耳に入ってきたかなーと。それでもやっぱり最初は若干の違和感がありました。頭の中でシュミレーションしていた声色というか、イントネーションと違うなーとということが何度かありましたし。もちろん今では皆さんばっちりですよ。イントネーションは最終回になっても違和感拭えませんでしたが、不思議と二回目視聴の時は払拭されてるんですよね。覚えてしまうからかな。
ちなみに私はどんなに好きな声優さんが演じていても、それを理由にしてそのキャラを好きになることはありません。ありませんが、泉くんが大好きなのは間違いなくじゅんのせいです。じゅんあいしてる!!
孝介たんがじゅんであると知る前と後では彼に対する愛情が全然違いますもの。おかげでアベミハ一直線だったのに今ではハマイズですよ。(爆死)あとハナタジ。この子達はもう夫婦。
じゅんといえば織田っち=じゅんだったのには腰を抜かしました。初登場の時じゅんだって分からなくて…。ファンとしてもの凄く悔しいのですが、それだけじゅんが織田っちになってたってことですよねぇ…でもよくよく聞くとじゅんなんですよ…声優さんってすごいや。
あとは既に書いてるけど杉様の準太。杉様との初遭遇がギアスのリヴァルで、しかもその声に最後まで若干の違和感が残ってしまっていたので、どうなるかなーと思っていたのですが、お見事でした。
それから利央のマモマモはねーホントこんなちょい役にマモマモとか何考えてるの監督!と思うくらいセリフがなくて泣いたよ(笑)でも声は合っててさすがー。
というわけでキャスティングについてもおおむね満足できた作品でした。


最後に。シリーズ構成として関わっていた黒田洋介さんですが、黒田さんが脚本を手がけた回が全体の数パーセント程しかないのは本当に残念です。多分ダブルオーの脚本作業が忙しかったからだと思うのですが、それでももう少しおおふりの方の脚本も書いて欲しかった。もちろんシリーズ構成として脚本のチェックはされてたと思うし、そもそもおおふりの脚本作業自体が放映前に既に終わっていましたから、だいぶ前倒しでやってらしたと思うんですよね。
ただね、黒田脚本を楽しみにしていた視聴者としてはね、ちょっと印象が薄いなーって。
まあ、その分水島努さんの力量がもの凄く発揮されたアニメになったような気もしますが(笑)すごいよ水島さん。ていうか23話脚本も書いてましたよね!
xxxHoLic新シリーズはチェック済みですよー!見ますよー!

あ、そうそう、これ書いてる間ずっと主題歌四曲をループ再生させてたんですが、脳内ランキングでいくと
ドラマチック≧ありがとう≧メダカが見た虹≧青春ライン
の順かな。曲そのものだけではなくて、映像との整合性を加味したランキングです。純粋に曲だけだと青春ラインがドラマチックを上回ります。
つまり甲乙つけ難し。僅差。


だらだらと書きなぐったらこんな量に…こんなに書いたの久しぶりだ(笑)
私の感想はこんなんです。もう今期一番の出来。良いスタッフに作ってもらえてよかったですー。
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